【ブログ】障害者就労で得られる「配慮」とは?
障害をオープンにして働く一般企業での就労を「障害者就労」と言います。
メリットとしては、障害を隠すことなく、むしろ理解していただいた上で働くことが出来ます。また「一定の配慮」を得ながら働くことが出来ます。
では「一定の配慮」とはどんな配慮なのでしょう?

一定の配慮とは?
そもそも、合理的配慮という法律があるため、企業は障害者に対して配慮をしつつも一般の方と同じように働くことが出来る環境を与える義務があります。
「一般の方と同じように」という部分が個人的にはポイントだと思っています。
そして一定の配慮をいただくため、平等にというよりは公平に働くことが出来るのではないかと考えます。
更に噛み砕いて言いますと
「環境的(物理的)配慮を与えますので、一般の方と同じように働いてもらいますよ」という認識。
物理的配慮とは?
物理的配慮を例に挙げると
- 人など目線に入ると集中力低下するので壁側の席を用意していただける
- 慣れるまでは、満員電車を避けた時間に通勤させていただく
- 足が不自由なため1Fでの勤務をさせていただく など
障害者就労のとらえ方
ここでよく勘違いされやすいのは、「配慮をもらえる=やさしく接してもらえる」だったり「特別扱いしてもらえる」などのメンタル的配慮は得られませんということです。
正直社会は厳しく、思ったより冷たいものです。企業へ入社し、仕事をしてお給料をいただくのと、学校や福祉施設で先生や支援員にお世話になるのとは全く違うということを伝えておきたいと思います。
そもそも企業に福祉支援員は一人もおらず、皆一人の従業員としてそれぞれ自分の仕事をしています、
それを踏まえた上で障害者就労にて「どんな配慮をいただくか?」を考えてみてほしいと思います。
働くということはこれまで過ごしてきた「学校」や「福祉施設」とは違い、一定の物理的配慮をいただきながら、一般の方と公平に働くことが出来ることという認識を持つことなんだと理解していただくことで、長く働き続けるだけでなく、一人の社会人としての自信もついてくるのではないかと思います。
