【ブログ】発達障害「グレーゾーンという言葉がグレー」
発達障害の方の中には医師から「グレーゾーン」と言われるパターンもあるようです
しかし、そもそも発達障害の方はあいまいな表現が得意ではない方が多いので、「グレーゾーン」というようなあいまいでグレーな言い方をされても困ってしまいます。
発達障害の方はゼロか百の思考特性を持った方が多いので、白でもなく黒でもないグレーと言われてしまうのが、最も困惑するのです。

グレーゾーンと言われて困ること
就職は一般就労?障害者就労?
一般就労で働いても問題ないのか?それとも障害者就労を選んだ方がいいのか、困ってしまうのではないでしょうか。
特に初めての就労の場合は、何が何だかわかりません。
しかし医師も正直分からないと思います。
アドバイスとしては、アルバイトをすることをお勧めします。短期間でもいいので自分がどんなことが苦手で、どんなことが得意なのかが見えてくると思います。
手帳を取得した方がいい?
これも迷いますよね、最も慎重なパターンは検査を受けるということです。
メンタルクリニックや大きい病院の精神科などで、ちゃんとした発達障害の検査を受けることで、エビデンスに基づいた結果を医師も判断できますので、本当に迷っている方は検査することをお勧めします。
もしくは、福祉施設(就労移行支援事業所)などへ通い、支援員からアドバイスをもらうことも可能です。
自己理解に影響
自分には障害があるのか?ないのか?障害者なのかそうではないのか?と明確なことを言われず、グレーゾーンと言われても心配するばかりで不安が強くなってしまうこともあります。
もちろんあなたは障害者ですと言い切ってしまうのも良くないので、「今の段階では診断には至りませんが、苦手な部分への理解と工夫を一緒に考えていきましょう」といった、安心感のある伝え方をされた方がいいですよね。
まとめ
個人的には「あなたはグレーゾーンなので....」というような話をするようなお医者さんはあまりおススメできないと自分は思います。
冒頭でも話しましたが、そもそもあいまいな表現が苦手な方に対して、グレーな話をしてしまう医師もどうかと思ってしまうからです。
もっと自分の困りごとに対して具体的なアドバイスをしてくれたり、苦手なことや過去の失敗談などから判断して、障害者就労の判断について一緒に考えてくれたり、手帳取得に対して考え方のアドバイスをしてくれる医師の方がいいように思います。
