【ブログ】うつ病?「周囲に気を使いすぎて限界に…それ、もしかしてHSP?」
人や周りに気を使い過ぎてしまい、自分のキャパシティを超えて動いてしまう
毎日そんな状況のためストレスを大きく溜め込んでしまう。
障害なのか?性格なのか?気質なのか?医者に行ってもよく分からない感じにとらえられてしまう
そんなことはありませんか?
もしかしたらこんな原因かもしれません。
想定される障害特性・傾向
- HSP傾向(Highly Sensitive Person)
刺激や周囲の空気に非常に敏感。気配りしすぎて疲弊しやすい。 - 回避性パーソナリティの傾向
断るのが苦手で、他人に嫌われるのを強く恐れる。 - 自己犠牲的な思考パターン
「頑張らないと価値がない」「嫌な顔をされたくない」など。 - うつ病・気分障害の二次的な要素
過剰な気配りがストレス源になり、再発の要因に。
※HSP(Highly Sensitive Person/ハイリー・センシティブ・パーソン)とは
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が1990年代に提唱した概念で、 「刺激に対して非常に敏感な人たち」のことを指します。
主な特徴(代表的な4つの要素:DOES)
D(Depth of Processing) | 情報を深く処理し、物事をじっくり考える |
O(Overstimulation) | 刺激に圧倒されやすく、疲れやすい |
E(Emotional Reactivity & Empathy) | 共感力が非常に強く、感情的に揺さぶられやすい |
S(Sensitivity to Subtleties) | 周囲の微妙な変化(音・光・表情など)に気づきやすい |
HSPは医師が診断する「病名」や「障害名」ではありません(DSMやICDにも記載なし)。 ただし、HSPの特徴を持つ方がうつ病・不安障害・適応障害などに発展するケースもあり、医療現場で間接的に話題にされることがあります。 日本では、カウンセリングや心理士の支援の中で「HSP傾向がある」といった言い方で使われることがあります。

特性から起きやすい問題
- 仕事を抱え込みすぎて、燃え尽きる(バーンアウト)
- 人間関係で「いい人」になりすぎて、内心がつらい
- 本当は「助けて」と言いたいのに、言えずに悪化
- 長期的に見ると、就労が継続できない(離職や再発)
向いている働き方・環境の例
1. 静かな環境、少人数
周囲の影響を受けにくく、集中しやすい
自分のペースで作業ができる
例:図書館系業務、倉庫内作業、リモートワーク型の内職など
2. 個別作業 or 完全に分担された作業
「手伝い」や「協力」が求められない仕事
自分の範囲が明確なので、抱え込まない
例:軽作業、ラベル貼り、簡易清掃、スキャン・データ入力 など
3. 「やり過ぎないこと」を褒める環境
「無理しないことが正解」とされる職場風土
報連相ができる支援者・上司がいる職場
障害者雇用や就労継続支援A型の中に、こうした方針の所もあります
4. 在宅ワーク(向いている場合)
人に気を使いすぎないですむ
一人で完結する仕事(Web記事入力、データ整理など)
まとめ
日本ではあまり聞いたことの無いHSPですが、これは精神障害ではなく生まれ持った性格や気質の様なものです。でもこれって日本人の気質そのものの様な気もします。
日本人って周りに気を使うじゃないですか。でもそれが限度を超えたものであったり、自分のキャパシティを超えて実行してしまうのは、メンタル疾患にもつながる可能性があるので気をつけた方がいいと思います。
ストレスを溜めやすい方や、ストレス発散手段が少ない方は特に気をつける必要があると思いますので、職業選択には慎重になった方がいいかもしれません。
そんなHSP気質の方に向けた言葉を調べてみました
「あなたが疲れることは、世界を救っていない」
「気を使いすぎるのは、やさしさの暴走です」
「“あえてやらない”ことが、自分を守る技術です」
