精神・発達障害「過去のことを思い出してメンタル低下する」
過去の失敗や苦い思い出が、何らかのトリガーによって思い出されてしまいメンタルが低下してしまう方は少なくないようです。
そんな症状を「フラッシュバック」とも言います。
過去の出来事をなくすことはできません。
しかし仕事中や通勤中、頻繁にメンタル低下してしまうのは避けたいですよね
そんなフラッシュバックへの対処法などをあげてみます。

思い出さないようにするための工夫
ルーティンを作る
→ 毎日決まった時間に起きて、同じ流れで生活することで、考えすぎるスキマを減らします。やることを増やして余計なことを考える暇を作らないことは効果がありそうですね。
感情を引きずりやすい場面を減らす
→ 音楽・写真・匂いなど、「その時のことを思い出しやすくするトリガー」をできるだけ避ける。辛かった時期に聞いていた音楽とかはトリガーになりやすいので、トリガーになりやすい行動は自分で覚えておいて避けるようにした方がよさそうですね。
仕事に集中できる環境を整える
→ 余計な刺激が少ない場所で作業する、タスクを細かく区切って取り組むと気持ちを今に向けやすいです。
席など会社への配慮としてお願いするのもアリだと思います。
思い出してしまったときの前向きな切り替え方法
今できていることを書き出す
→ 「今の自分ができるようになったこと」「がんばれていること」を毎日1つ書くだけでも、気持ちが整いやすいです。
アンカーアイテムを持つ
→ 見たり触れたりすると安心できるもの(例:お気に入りのキーホルダー、言葉が書かれたカードなど)を持ち歩くと、気持ちの切り替えに役立ちます。
これって簡単な方法ですが、意外と効果的なんです。実際に行っている方多いので試したことない方は試してみて下さい。
サポートを受ける
→ 思い出す内容が深刻であれば、カウンセリングや就労支援スタッフとの振り返りの時間で「過去の意味づけ」を変えるお手伝いをしてもらうのも効果的です。
カウンセリングは費用が掛かりますが、相談できる相手がいない方ほど効果は高いです。
こちらの記事も参考にしてみて下さい。
過去の失敗などの記憶を消すことは難しいですが、対処方法は色々ありますので試してみて下さい。
後ろを向いてばかりで頻繁にメンタル低下していては、これから楽しい思い出をたくさん作ることは困難になってしまいます。
気分の良い日や気分の良い時間を増やしていくことで、楽しい思い出や、嬉しい記憶を増やすことができて、過去の辛い思い出よりも楽しい思い出の量が増えると思います。
そうすれば、もっと前向きに生活していけると思うので、少しずつ試してみて下さい。
