【ブログ】今週のSST講座「自分の障害特性について考える」

障害者就労を考えている場合

自分の特性をよく知り、相手に説明できるよう考えをまとめておくことが重要です。

  • どんな症状がでるか?
  • 症状が悪化した場合どうなるか?
  • 症状がでた場合、どのように対処したらいいか?

なんとなく分かっている状態では、会社の人へ説明することは難しいと思います。
そのため、事前に考えをまとめてテキスト化しておくことで、相手に伝える準備ができたことになります。

医師から言われていることと自覚症状

医師から言われている特性だけでなく、自分で日常生活やこれまでの学校生活で感じてきた特性と両方まとめておくことが大切です。
具体的なエピソードがある場合は、それをもとに自分の特性を説明できるようになっておくとベストです。

職場でどんなことに困りそうか?

実際に働いたことのある方は、経験からどんなことに困るかを理解できていると思いますが、初めての就労の場合は自分の特性からどんなことに困るかを考えておく必要があります。

例えば

  • 口頭での指示がちゃんと理解できるか不安
  • 満員電車で気分が悪くなってしまうかもしれない
  • 複数の指示を受けてしまうと混乱してしまいそう

など、自分が働いた姿を想像して、どんな困りごとに遭遇しそうか考えておくことは非常に重要です。
なぜなら、この段階で業種が決まってくることもあるからです。

どんな配慮をいただくか?

特性や困りごとがまとまったら、次に会社からどんな配慮をいただくかを考えておきましょう。
いただく配慮のポイントは「メンタル的配慮」ではなく「物理的配慮」です
優しくしてもらいたい、常に気遣ってもらいたいなどのメンタル的な配慮をもらうことはできませんので、席の場所であったり、通勤時間などの物理的配慮を考えておくことが大切です。

まとめ

なぜこのような準備が大切か?
それはできる限り同じ会社で長く安定して働き続けるためです。

病名からは想像できない個人の障害特性は、長い期間一緒に行動することで理解が深まるものです。同じ企業で長く働き続けるということは、会社があなたのことを理解するために必要な時間でもあります。
長く働けば働くほど、働きやすくなりますし、安定した体調・メンタルにもつながります。
そのためにもしっかりと自分の障害特性について理解を深めていくことが重要です。

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