【ブログ】精神障害「何事も深く考え過ぎてしまう」
障害をお持ちの方だけでなく、真面目で責任感が強い方や几帳面な方ほど、何事にも真剣に取り組んでしまう為、考えすぎてしまう傾向が強くなりがちです。
考えすぎてしまうこと自体は悪いことではありませんが、深く考えることでマイナス方向へ思考が向いてしまうのは良くありません。
なぜこんなにも考えこんでしまうのか?
① 不安を察知しやすい脳の特性
精神障害や発達特性がある方は
- 音
- 人の表情
- 言葉の裏の意味
などを敏感に察知しやすい傾向があります。
そのため「何か問題が起きるかもしれない」「自分が気を付けなければ」と、常に警戒モードになりやすいのです。
② 過去の失敗や傷つき体験
- 怒られた
- 迷惑をかけたと言われた
- 周囲に否定された
こうした経験があると、「同じことを繰り返したくない」「もう失敗したくない」という気持ちから、先回りして考えすぎる癖がつきます。
③ 責任感・共感力が強すぎる
周囲の安全や安心まで考えてしまうのは、他人の気持ちを想像できる力が高い証拠です。
ただし、その優しさが「全部自分が考えなければならない」「自分の責任だ」と向かうと、心が疲れ切ってしまいます。
④ 思考を止めるブレーキが効きにくい
不安になる→ 考える→ さらに不安が増える→ また考える
という思考のループに入りやすく、一度始まると止まりにくい状態です。

永遠にマイナス思考が続いてしまう方へのアドバイス
① 「考えない」より「考える量を制限する」
「考えないようにしよう」はほぼ不可能です。
おすすめは「考える時間を決める」ことです。
例)
不安は「15分だけ考えてOK」
それ以外の時間に浮かんだら「あとで考える」と先送り
これだけでも、思考の暴走が抑えられます。
② 頭の中から外に出す(書く・話す)
考えが止まらない時は、 頭の中だけで処理しようとしている状態です。
- 紙に書く
- スマホのメモに打つ
- 信頼できる人に話す
「見える形」にすると、 「こんなに全部考えなくてもよかったかも」 と距離が取れるようになります。
③ 「自分の担当範囲」を分ける
周りの安全や他人の感情まで背負ってしまう方は、次のように考えてみてください。
これは自分の責任か? それとも相手や社会の責任か?
すべてを自分の課題にしないことが、心を守るポイントです。
④ 事実と想像を分ける
考えすぎている時は、 「事実」より「想像」が膨らんでいます。
例)
事実:誰も何も言っていない
想像:嫌われているかもしれない
「これは事実?それとも想像?」 と一度問いかけるだけで、思考が現実に戻りやすくなります。
⑤ 「考えすぎる自分」を否定しない
一番大切なのはここです。
考えすぎるのは
✔ 慎重
✔ 優しい
✔ 失敗を減らそうとしている
という生きるための力でもあります。
「また考えすぎてる…」ではなく「今、脳が一生懸命守ろうとしているな」と受け止めてあげることが、回復への第一歩です。
まとめ
考えすぎてしまうのは、弱さではなく「感じ取る力」が強いからです。 大切なのは、考えないことではなく、考えすぎている自分をどう扱うか。 自分の心に少し余白を与えることが、安心への近道になります。
また考えすぎることがメンタル低下の要因になっている方は、思考だけ先に進んでしまい、それを対処するスキルや経験が足りないことから思考だけになってしまい、未解決なものがどんどんたまってしまうため、結果としてメンタル低下につながってしまうとも考えます。
思考を停止させることは難しい為、行動を変えるようにするのもアリです。
手を動かしたり、考えなくてはいけないコンテンツを行うことで、思考の量を減らしたり、思考の方向を変えることが出来ると思います。
自分に合った手段を探すためにも、色々と試してみることをお勧めします。


