【ブログ】完璧主義の方に読んでほしい「宗教学者 釈徹宗さんのお話」

宗教学者であり、浄土真宗本願寺派如来寺の住職を務める「釈徹宗」さん。

現在は相愛大学人文学部教授として学生の指導にあたりながら、テレビ・ラジオ・執筆など幅広い場で活動されています。宗教や人生をめぐる普遍的なテーマを、わかりやすく、そしてユーモアを交えて語るその姿は、多くの人の心を惹きつけています。

今回はそんな「釈徹宗」さんのありがたいお話が完璧主義の方に当てはまる内容だと思いましたのでご紹介したいと思います。

250頭の牛を飼っている男の話

古いインドのお話です。

250頭の牛を大事に育てている男がいました、その男は牛を1頭も死なせないよう頑張って育てるのですが、ある日トラに1頭食べられてしまいます。

男は絶望して、「あぁ250頭ではなくなってしまった、完璧ではなくなってしまった」と言って、残りの249頭の牛を崖から捨ててしまうのです。

でもそんな人いないですよねとこの話を聞いて思うんですけど、現実社会では物事を完璧にこなしたい人ってこれと同じような考え方をしてしまうんですよね

たった一つの失敗で自分の人格やなんかを全部否定してしまったり、もうダメだとあきらめてしまったり、一つの失敗で人生とか人格すべてがつまらないものという風に思いがちになってしまうんですけど、そうじゃなんいんですよ。

生きていくうえで失敗は避けられませんし、誰でも何度でも失敗はするものなんです。

1つの失敗で苦しんでいる方がいるかもしれませんが、それって250分の1なんです

残り249の大切なものが必ずありますので、自分自身を簡単に否定しない様にしてほしいと思います。

いかがでしたか?

仏教の世界では完璧にしようと考えること自体、煩悩があると言われているそうです。

完璧主義の方や、ゼロ・百の思考を持った方は、なかなかこのような考え方にシフトすることは難しいとは思いますが、もし今後1つだけもしくはちょっとした失敗で絶望してしまったり、これまで頑張ってきたことは全て無駄だ!などと考えてしまった時は、この249頭の牛を思い出してほしいと思います。

自分がこれまでやってきたことに対して自信を持ち、自分を褒めてあげて下さい。

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