【ブログ】発達障害「アルバイトを必ずやってください」
就労支援員としてこれまでに多くの発達障害のある方と接してきて感じたことです
就職するまでにかならず「アルバイト」をやって欲しいと思います。
しかしながら、
「あなたはバイトなんてムリムリ」
「どうせ迷惑をかけるだけだからやらなくていい」
などと家族がアルバイトやらせてくれない場合もあるようです。
私がなぜアルバイトをやって欲しいと考えるか、それは自己理解のためです。
発達障害のある方は、自分の特性や症状を自覚されていない方が多いです。
就職をし、仕事をし始めることでやっと周りとの違いに気づくという方も少なくありません。
または、就職活動をし始めることで、急に大きな不安に包まれたり、就活がうまくいかないことで初めて周りとの違いに気づき始めるパターンもあります。
そんな事態を防ぐためにも、「アルバイト」をしましょう。
アルバイトをするということは、就職後の仕事とほぼ同じです。
学校とは違い、自分がやりたくないことも指示に従って行動しなくてはなりませんし、自分のためではなく、会社のため、お店のため、お客様のために動かなくてはなりません。

アルバイトでは、様々な特性に気づくことができると思います。
- 仕事がなかなか覚えられない
- 仕事をよく間違える
- 自分の判断で動いてしまい怒られる
- メモを取ることが出来ない
- お客様の気持ちや同僚の気持ちがわからない
- 言われるまで何をしたらいいかわからない
- なぜ怒られるのかわからない
- 手先が不器用だとわかる
- マルチタスクが出来ないことに気づく
- 空気を読んで行動することが出来ない
- よく遅刻してしまう
- アルバイトを経験すると、本当にたくさんのことについて自分を知ることができます。
学校では学ばないことばかりです。
特に昨今、学校は選択制が導入されたことで、自分のやりたいことだけ出来るようになってきました。
そのような学生生活を送っていると、自分の欠点や弱みに気づきづらくなってしまいます。
ただし、人から指摘をされたり、怒られることを極端に嫌う方にとってアルバイトはハードルが高いかもしれません。
でもそれを踏まえてでも、就職までに出来るだけ多くの職業体験をしておくことは自分を知る大切な経験になります。
しっかり学ぶためにも、業種を変えることも大切です。
もし最初飲食店などの接客業で働いて続かなかった場合、次は全く違う業種のバイトをしましょう。
- あまりコミュニケーションの必要ない作業中心の仕事
- 体力系の仕事
- 清掃の仕事
- 内職などの細かい作業系の仕事
- 家庭教師など人に教える仕事
多種多様の業種を経験することで、自分の適性な職業が見えてきます。
多くのアルバイトを経験した方は、自分はこういう仕事は苦手だけど、こういう仕事なら長く続けることができると自分にマッチする業種を知ることが出来るでしょう。
もし、このような経験を全くすることなく、成人になり就職活動をしてしまうとどうなるか...もうわかりますよね。
まとめ
就職前のアルバイトは、とてもとても大切な職業体験になります。
どんなアルバイトでもいいので挑戦してみてください。
自分のことを知るためにやる必要はありません。欲しいものを買うためにバイトをすればいいと思います。
そして親御さんもお子さんの将来のためにアルバイトをさせてあげてください。
-1024x236.png)

