【ブログ】精神・発達障害「 "自分から" できるようになろう」
精神障害や発達障害など内面的疾患を持った方は、様々なことに対して「自分から」を苦手とする方が多いです。
- お店で店員さんに「自分から」声をかける
- 上司に「自分から」質問する
- 先輩へ「自分から」相談する
学生時代は「自分から」が少なかったと思いますが、社会へ出て働き始めると「自分から」の行動が格段に増えます。というより、「自分から」が出来ないと困る場面が多くなるでしょう。
なぜなら、学校の先生や福祉施設の支援員はあなたの為に動くこと、あなたの為にサポートすることが仕事だからです。
しかし、会社では上司や先輩も一社員として自分の仕事があるため、あなたに気を使っている場合ではないのです。
もちろんお世話が上手な先輩や上司なら、あなたのことを気遣って色々とサポートしてくれるかもしれませんが、それではあなたの為にはならないでしょう。
- 一人暮らしをしたい
- 独り立ちをしたい
- 一人前の大人になりたい
そんな目標を持っているのであれば、「自分から」出来るようになりましょう。
出来るようになるため、このような訓練をおススメします
① ロールプレイ形式
身近なシーンを再現して練習しましょう
- 店員さんに「すみません」と声をかける
- 面接の練習で質問をする
- 会社で上司に「ちょっといいですか」と切り出す
まずは家族や仲間同士で練習し、慣れてきたら実際のお店や施設で試してみると良いでしょう。
② 「自分から声を出す」小さな習慣づけ
- 挨拶を「自分から先に言う」練習
- 先輩に毎日ひとつ質問する
- 家族に「今日の夕飯なに?」と聞く
声を出すこと自体のハードルを下げる。
③ セルフチェックカード
「今日、自分から◯◯できた?」をチェックする簡単な表を作る。
□ 挨拶を自分からした
□ 質問をひとつした
□ 買い物で注文を言った
小さな達成感を積み重ねる。
④ デジタル・ツールで準備
スマホに「こう言えばいいフレーズ集」を入れておく。
LINEやメモアプリに事前に言いたいことを書いておき、実際に口に出す。
言葉の準備があると安心して「自分から」伝えられるようになれます。

まとめ
「自分から」は訓練や練習次第でかなり変えることが出来ます。
人の呼び方(セリフ)のパターンを覚えるだけでも、かなり楽になると思います。「自分から」を苦手としている方は、経験が少ないだけだと思います。誰でも子供の頃は自分からを苦手としますが、経験を積むことで徐々に自分から出来るようになります。
少しずつでもいいので、意識して練習することで自分から質問したり、相談できるよう練習してみて下さい。
「自分から」できるようになると、飛躍的に成長スピードが向上しますよ。
