【ブログ】精神・発達障害「グループホームってどんなところ?」

今回はグループホームについて書いていこうと思います。
何となく聞いたことはあるけど、どういうところなんだろう?
メリットやデメリットは?
どんな人に向いているのかな?

そんなことについてまとめてみました。

グループホームとは

グループホームとは、障害を持つ方が少人数で暮らしながら、必要な部分だけスタッフの支援を受けられる共同生活の場です。 一人暮らしより安心で、実生活に近い形で自立を目指せる住まいとして利用されています。

グループホームを利用するメリット

① 生活の自立を促せる(見守られた環境で練習できる)

グループホームは、スタッフが生活をサポートしながらも、基本的には自分でできることを増やしていく場所です。 一人暮らしのように「全部自分でやらなきゃいけない」負担がなく、苦手なところだけ支援してもらえるため、段階的に自立スキルを伸ばせるという利点があります。

② 孤立を防ぎ、安心して生活できる

一人暮らしでは孤独や不安が大きくなることがありますが、グループホームでは他の利用者との交流や、スタッフの見守りがあります。 体調不良やトラブルが起きても、人の気配があるだけで心理的な安心感につながります。

③ 家事負担が軽減される

食事の提供があるホーム、掃除や洗濯をサポートしてくれるホームなど、形態はさまざまです。 家事全般が負担になりやすい方にとっては、生活の負担が軽減され、働く・訓練に集中しやすいという大きなメリットがあります。

④ 金銭管理や生活リズムのサポートが受けられる

金銭管理が苦手な方や、どうしても生活が乱れがちな方も、スタッフと一緒に適切な使い方・生活習慣を身につけることができます。 浪費防止・昼夜逆転の改善など、生活の安定につながりやすい支援が受けられます

⑤ 家族の負担が減る

自宅でのケアに限界を感じている家族にとって、グループホームの利用は負担軽減にもなります。 結果的に、本人と家族の関係が良好になるケースも多いです。

グループホームを利用するデメリット

① 他者との共同生活にストレスを感じる場合がある

生活リズムや価値観の違い、音や匂いの配慮など、共同生活特有のストレスがあります。 コミュニケーションが苦手な方や音に敏感な方は負担になりやすい点です。

② 自由度が制限されることがある

門限の設定や、食事時間の決まり、ルールの厳しさはホームによって差があります。 「自分のペースで生活したい」という人にとって、自由度が低く感じる可能性があります。

③ 地域・ホームによって支援の質に差がある

スタッフの経験・支援方針・設備によって「安心できるホーム」と「合わないホーム」があります。 ホームを変更するには手間がかかる場合もあり、選択を誤るとストレスが増える可能性があります。

④ 費用がかかる場合がある

障害福祉サービスで軽減はされるものの、食費・家賃・日用品などの自己負担があります。 一人暮らしより高くなるケースもあり、収支管理が必要です。

まとめ

グループホームについてメリットやデメリットなどについて色々調べてみましたが、簡単に言うと自立の練習場所と考えて頂けるといいのかなと思いました。

個人的には特に以下のような方にはおススメかと思います

  • 金銭管理ができず、貯金どころか生活に必要なお金まで使い込んでしまう
  • 整理整頓ができず部屋はいつもぐちゃぐちゃで、何から手を付けたらいいか分からない
  • 生活リズムがバラバラで、体調やメンタルが常に不安定

生活全般についての改善って、自分一人でやろうとすると大変なんですよね
一つの悩みごとなら頑張れるかもしれませんが、問題が複数になるとおっくうでやる気も出ないのが普通です。そのため、本気で自立を目指したい方にグループホームを一時的に利用することはおススメだと思います。

一人では改善できないことも支援スタッフや一緒に頑張っている同居人がいるとモチベーションにもつながるかと思います。
お住まいの役所にある福祉課などに相談することが出来ますので、気になる方は一度相談に行かれてみてはいかがでしょうか。

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