【ブログ】精神・発達障害「何事も過ぎるのは良くない」
精神障害や発達障害の方の特性に、「思考の極端化」や「過集中」があります。
ゼロ・百の思考も似たようなものですが、何事も全力で行ってしまうことが多いです。
もう少し詳しく解説すると
・どのくらいの力が適正なのか分からない
例えば、どのくらいの力加減でボールを投げたら相手の胸付近に届くかが分からないため、球技などは苦手になりやすい。
・70%の力でと言われても70%の力がどのくらいか分からない。
口頭での指示が理解しづらいため、言葉で70%と言われてもどのくらいの力が70%なのかが分からない。
・興味のあることに対し集中しすぎてしまう
好きなことや興味のあることに集中しすぎてしまい、身体やメンタルの疲れに気付かず休憩もしないまま作業を続けてしまう。
・完璧に出来ていない自分を責めてしまう
自分が考える目標に達することが出来ず自分を責め、極端にメンタルを低下させてしまう。
なぜこんなに落ち込んでしまうのか?何をいっぱいいっぱいになっているのか?分からない場合、自分で自分を追い込んでいることが多いです。
このような理由から、何事も過ぎることが増えてしまうのです。
旅行を全力で楽しむのはいいことですが、家に帰るまでの体力を残しておかないといけないですよね。
でも、何事も過ぎる行動をしてしまう方は、帰るための体力分も使い切ってしまうため、自宅につく頃は体力ゼロどころかマイナスになってしまい、次の日会社や学校を休んでしまうのです。

何事も全力で行わないよう気を付けるには
・会社や学校の休憩時間は必ず手を止めて休んでください。
まさに休憩時間は体と頭を休める時間です。ただし、休憩することに全力になるのではなく、出来るだけ何も考えないようにするといいかもしれません。
・生活リズムを守る
夕食、入浴、就寝、起床
これらの時間を守るようにしましょう。
自宅には学校のようなチャイムはありません。そのため自分で時間の管理をする必要があります。自宅にて時間管理しやすいのは、毎日行っているルーティンです。
これらの時間をしっかりと守ることで、時間を気にして行動することが出来るため、過ぎる行動を防ぐためのきっかけになります。
・一人で考えこまない
自分で自分を追い込んでしまうタイプの方は、一人で考え込まない方がいいかと思います。もし追い込んでしまっている自分に気付いたときは、出来るだけ人と会話をするようにしましょう。
もし会話する相手がいない場合は、AIと会話するのもアリですし、ホットラインのような電話を掛けることも一つの手段だと思います。
自分で自分を追い込んでしまう方は、自分だけで解決することは難しいため、人の力を借りることをお勧めします。そして、一つでも多くの対処法を持つようにしましょう。
まとめ
まずは、過ぎてしまっている自分を知ってほしいと思います。
原因を知ることで対処法が見えてきます。
対処法が分かれば、少しずつ体調やメンタルを楽な方向へ進めることが出来ると思います。
最近疲れていると感じたときや、メンタル低下気味だなと思ったときは、何かが過ぎていないか確認してみるといいかもしれません。


