【ブログ】梅雨の時期雨が降らないと困ること7選
6月も終盤ですが、ここ数年気候変動の影響から梅雨に雨が少ない年が増えています。
今回は梅雨の時期に雨が降らないとどんな影響が出てしまうかを調べてみました。
① 水不足・取水制限が起こる
ダムや水源地に雨が降らないと、夏の飲み水や農業用水が不足します。 特に四国や九州地方では、梅雨の雨が重要な“水の貯金”になります。
🧠【雑学】
香川県は“うどん県”として有名ですが、実は日本屈指の水不足地域。
梅雨の雨量が少ない年には「うどん茹で制限」…なんて噂が立つことも。
② 野菜・米の生育に影響
作物は育つ時期に適度な水が必要。 梅雨に雨が足りないと、夏以降の収穫量が減ったり価格が高騰します。
昨今、気候変動による農作物への影響はとても大きいですね。
フルーツ農園を辞める方も多いようです。
🧠【雑学】 米の作柄は「梅雨」と「台風」の当たり年かどうかで決まることが多いそうです。
③ 山火事のリスクが高まる
雨が少ないと、山や森の地面が乾燥します。 落雷やタバコのポイ捨てが原因で山火事が起こりやすくなります。山火事が増えているのは皆さんも実感されていると思います。
皆で気をつけたいですね。
🧠【雑学】
アメリカ・カリフォルニアでは、冬に雨が降らない年は「夏の山火事警報」が出されます。
日本でも乾燥注意報が梅雨明け前に出ると異例。

④ ホタルが見られなくなる
ホタルは湿度の高い水辺に生息するため、雨が降らないとホタルの数が激減します。
🧠【雑学】
ホタルの光は“湿度センサー”とも言われ、雨の前後によく光るという説もあります。
ツバメが雨降る前に低く飛ぶという話もあります。
⑤ 梅雨明け後に猛暑・熱波が起こりやすくなる
地面や空気が乾いていると気温が急上昇しやすくなり、熱中症リスクも倍増します。
🧠【雑学】
雨が地面に染み込むと、太陽の熱が蒸発に使われるため気温上昇を抑えてくれます。
これを「蒸発冷却効果」といいます。
⑥ 翌年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量が増える
スギやヒノキは、夏の気温と降水量の影響を受けて「翌年の花粉量」が決まると言われています。 梅雨〜夏に雨が少なく、日照時間が長いとスギがよく育ちます その結果、翌年春に飛ぶ花粉が大量に生産されてしまうのです
花粉症の方々は梅雨に雨たくさん降って欲しいですよね。
🧠【雑学】
花粉の元となる「雄花」は、前年の夏に作られます。
つまり、“今年の気象が、来年の鼻水の量を決めている”ともいえます。
⓻ 翌年の害虫が増える可能性がある
梅雨に雨が少ないと、害虫が流されずに生き残るため、翌年に数を増やしやすくなります。特に「カメムシ」「ウンカ(イネに付く虫)」など、農業に大打撃を与える虫が多い
これも農作物に与える影響が大きいですね
🧠【雑学】
梅雨の大雨は“虫の掃除機”とも言われ、地表にいる虫や卵を一掃する役割があります。
まとめ
梅雨時期の雨ってうっとおしく、洗濯物も乾かないので嫌ですが、こうやってみていくと梅雨の雨ってとても大切だと感じました。
野菜や米の値段上昇の原因の一つになっていると思いますし、花粉症の方は直接健康に影響が出ることですので、軽視できませんよね。
2025年、まだ梅雨明けしていませんので、この勢いでたくさん雨降ってほしいと思います。
