【ブログ】今週のSST講座「職場での上手な断り方」

  • 残業のお願い
  • 食事や飲み会の誘い
  • 連絡先の交換

本当は断りたいけど、断るのも気まずいし...どうしよう
ということはありませんか?
今回の講座はこんな職場での断り方について学んでいきました。

なぜ断るのが苦手なのか?

・日本社会には「和を乱さない」「空気を読む」文化があるため、断ることで関係が悪化するのではと不安に感じる ・上司・先輩=“断ってはいけない存在”という思い込み ・自己主張より協調を重視する傾向 このような背景があり、「NO」と言うだけで強い罪悪感を感じる人も少なくありません。

上手な断り方のコツ

① ワンクッション置いて断る

「お誘いありがとうございます。ただ、今日は○○があって難しそうです」 まず感謝や好意を伝えてから理由を述べると、角が立ちにくいです。

② 自分を下げて断る

「気持ちは嬉しいんですが、自分、人付き合いがあまり得意じゃなくて…」 自分の性格や事情に寄せると、相手を否定していない印象になります。

③ 他の選択肢を提案する(食事や残業の場合など)

「今週は難しいですが、また機会があればぜひお願いします」 「今日は残業ができないのですが、明日の朝少し早めに対応しましょうか?」 「完全な拒否」ではなく、代替案を出すことで印象が柔らかくなります。

④ 第三者やルールを理由にする

「家庭の都合で○時までには帰るようにしているんです」 「会社の健康管理制度で残業が制限されていて…」 個人の感情ではなく“外的要因”にすると断りやすくなります。

⑤ やんわり距離を置く連絡先交換の断り方

「SNSはプライベート用しかやってなくて…」 「今はなるべくスマホを見ないようにしてて」 直接「交換したくない」と言わずに、自分の都合を理由にするとスムーズです。

断りたい時の考え方

断ることは悪ではない

自分の予定や心の余裕を守ることは、長期的に見て職場でのパフォーマンス向上にもつながる

相手も“言われ慣れている”ことが多い

実は、上司も「いつも来なくてもいい」「社交辞令」として言っていることも多い

“断り方”が大切であって、“断ること”自体が問題ではない

相手の気持ちを尊重しつつ、自分の意思を表現することは大人の対応

まとめ

近年は、「○○ハラスメント」と言われる社会になってきているため、誘われたり、無理なお願いをされるようなことも少なくなりました。昔よりは断りやすくなってきているとは思いますが、性格的に断れない、断るのが苦手という方もいらっしゃるかと思います。

そんなときは、断りたい時の考え方を参考にしてみて下さい。
断ることは悪いことではありませんので勇気をもって断ってみましょう。
ムリに了承してしまうよりは、断る方が精神的にも体力的にも楽だと思います。

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