【ブログ】今日のSST講座「敬語」
今回は間違えやすい敬語についてお伝えしておこうと思います。
1つ目
「ご苦労様でした。」
これは目上の人が目下の人に対して使う言葉です
上司や先輩に対して「ご苦労様でした」と伝えてしまうのは間違いですので気をつけましょう。
★語源
昔、お殿様が家臣に対して「ご苦労であった」と労ったことが由来になり、目上の者から目下の者に対して使う言葉になったという説や、「ご苦労様」というのは他人の苦労を高みから見物しているようで、目上の者に対して使うのは失礼にあたるという説などがあります。
2つ目
「○○になります。」
「100円のお釣りになります。」
「ご注文のハンバーグ定食になります。」
これは間違った使い方です。
漢字に直すと「成ります」です。これは状態が変化したときに使う言葉のため、100円のお釣りに成りますと言ってしまうのは日本語としておかしくなってしまいます。
この場合は「100円のお釣りでございます。」と言いましょう。
3つ目
「了解しました。」
目上の人に対して「了解しました。」と言ってしまうのは間違いのようです。
感覚的にはそこまで失礼に感じることは無い言葉ですが、「正しい言い方」に対してのこだわりを持った方もいらっしゃいますので、出来れば「了解しました。」は目上の方へは使わないようにた方がよさそうですね。
この場合は「承知しました。」「かしこまりました。」と言いましょう。
いかがでしたか、特に「なります」はよく耳にする言葉です。
気にならない方は気にならないかもしれませんね
仕事の種類や話す相手に合わせて「正しい言葉」を使い分けることも社会人としてのマナーですので、覚えておいて損はないと思います。