【ブログ】発達障害「正解のある仕事が向いているかも?
発達障害の方の多くは「ゼロ・百」の思考になりやすい特徴があります
「丁度いい」とか
「適当な」などのあいまいな表現が苦手なため
明確な答えのない業務は苦手になりやすい傾向があります。
例えば正解のある仕事をあげてみます
⓵ 製造業(工場のライン作業など)
指示書にそって部品を準備し、指示書にそって部品を取り付けるため
明確な正解があるため、かなり分かりやすいです。
⓶ 一般事務
ルーティンワークなど毎日必ず行う作業が明確な場合が多いです。
電話応対や窓口対応以外でしたら、一般事務も正解のある仕事と言えます。
⓷ 会計・税務業
法律や会計基準に従って正しく帳簿をつけ、申告を行うことが求められます。
数値に基づいた仕事で、判断基準が明確です。
⓸ システム開発(受託開発や保守)
クライアントの仕様に従ってプログラムを構築するため、完成形に「正解」があります。特に保守業務はバグや不具合を修正するため、手順も明確です。
⓹ 物流業(配達や在庫管理)
指定されたルートで荷物を配送したり、在庫を正確に管理したりと、基準や手順がはっきりしています。
⑥ 建築設計(規則に基づく部分)
建築基準法や耐震基準に従った設計など、法律に沿って構造を決める部分は「正解」が存在します。
⑦ 品質管理・検査業務
工業製品の規格に基づいて検査を行い、基準に満たない製品を取り除くなど、判断基準が明確です。
正解の無い仕事
⓵ 広告・マーケティング業
顧客や市場に合わせた戦略が必要で、成功の方法に唯一の正解はありません。
効果を図りながら、試行錯誤を繰り返して最適化する必要があります。
⓶ デザイン業(グラフィックデザインやプロダクトデザインなど)
顧客の需要やトレンド、製品の目的に応じてデザインが変わり、独自性が求められます。特にユーザーの反応も正解に影響します。
⓷ 教育・福祉業
学生や利用者一人ひとりに合わせた指導や支援を行う仕事で、対応方法やアプローチが人によって異なります。成果も多様で一つの正解に絞ることが難しい分野です。
⓸ 接客業全般
お店のルールやマニュアルに沿って接客を行ったとしてもお客様によってニーズは異なります。
またその日によって忙しさも異なるため、臨機応変さが求められます。
マニュアルやルールなど決まりが明確になっている仕事は「正解」があるためとても分かりやすいです。
かたや、接客業などの「正解」が分かりにくい仕事や、デザイン業などの「正解」が無い仕事に関しては、やることが不明確であいまいなため困惑しやすいです。
特に「ゼロ・百」の思考を持っている方は、100点を目指そうとします。
なぜなら100点でないといけないと考えるからです。
しかし、デザインに100点はありません。
見る人によって点数は変わるからです。
100点が無いのに、100点を目指そうとしても無理ですよね
もちろん多くの人から「良いですね」と言われれば100点に近づくことは出来るかもしれませんが、作品のテーマによって何が良いのかは異なります。
もしあなたが「ゼロ・百」の思考に近いのであれば
正解のある業種を選んでみてはいかがでしょうか。