【ブログ】「施設外就労」は自分を知るための機会
当事業所では施設外就労という訓練を行っております。
施設外就労とは
他の事業所(協力企業)などへ出向き、そこで行っている軽作業の業務を現場の作業員に教えてもらいながら一緒に作業を行うものです。
作業に応じて少額ではありますが、工賃をいただくことが出来ます。

どんな人におススメか?
・これまでに就労経験が少ない方や未経験の方
社会へ出て働くこととはどういうものかを実際に体験することが出来ます。また公共の交通機関を使って移動するため、通勤訓練にもなります。
指示をいただき、作業から報告、片付けから掃除まで行うことが出来るため、「働くとは」を丸ごと経験できる貴重な機会になります。
・休んでいた時期が長く、働くことが久しぶりな方
病気や疾患などが原因で、働いていない期間が長い方は、これから働くことに不安を感じています。
施設外就労に参加することで、今の自分の体力はどの程度あるか?、指示通り作業することは出来るか?など体感することが出来ます。
・どんな仕事が向いているか分からず、職業選択に迷っている方
自分はデスクワーク派なのか、作業派なのか、何が向いているのか分からない
そんな方にも施設外就労はおススメです。
感覚だけで「自分には作業は向いていない」と思っていても、実際にやってみると楽しかったり、達成感を感じたりする方もいらっしゃいますので、進路に迷っている方にもおススメです。
・人混みが苦手で、仕事に行けるか不安な方
人混みが苦手だったり、人と接することに不安を抱えている方にも施設外就労はおススメです。
実際の公共交通機関を使って移動するため、電車に乗ることが出来るかを確認することが出来たり、複数の人の中で作業することが出来るかを確認することが出来ます。
やっぱり駄目だったという感想を得るのではなく、どの程度の人数なら出来そうだったか?電車は空いていたら乗ることが出来た、などと少しでも情報を得ることができるので、今後の進路の役に立てることが出来ると思います。
まとめ
施設外就労の訓練は多くのメリットがあります。
個々の特性や症状によって得られるものに違いはあるものの、どれも貴重で大切な経験になりますので、是非参加してほしいと思います。
組織の中で働くために、自分にどんなことが足りないのかを見つけられたら素晴らしいですよね。
逆に得意なことや、嬉しいことも見つけられたらいいなと思います。
