【ブログ】ストレスマネジメント「マインドフルネス瞑想と座禅の違いを調べてみた」
ストレスマネジメントの一環として注目されている「マインドフルネス瞑想」と、古くから実践されている「座禅」。 どちらも「今この瞬間に意識を向ける」ことを大切にしている瞑想法ですが、やり方や目的に違いがあるようでしたので、調べてみました。
やり方の違い
姿勢
瞑想:椅子や床に楽な姿勢で座る(あぐらや椅子もOK)
座禅:結跏趺坐(けっかふざ)や半跏趺坐(はんかふざ)などの坐法で、背筋を伸ばして座る
※あぐらの上級バージョンみたいな足が痛くなる座り方です。
目線
瞑想:閉じるか、半開きで一点を見つめる
座禅:半眼(目を少し開けて1〜2メートル先を見る)
呼吸
瞑想:呼吸に意識を向け、吸う・吐くを観察する
座禅:呼吸を数える(数息観)か、ただ呼吸を感じる(随息観)
※瞑想の特徴が余計な思考が浮かんで来たら呼吸に意識を向け思考から距離を置く感じです。
意識の向け方
瞑想:今ここにある五感や思考・感情を評価せずに観察
座禅:思考を手放し、ただ「あるがままの状態」に坐る
導入方法
瞑想:ガイド音声やアプリで初心者でも始めやすい
座禅:指導者のもとで行うことが多いが、独学も可能

効果の違い
科学的効果
瞑想:ストレス軽減、集中力向上、不安やうつの軽減など(多くの研究で実証)
座禅:長期的には同様の効果あり。宗教的・哲学的な背景から科学研究の対象にはなりにくい
精神的効果
瞑想:「今」に気づく練習によって、自己理解が深まり感情に振り回されにくくなる
座禅:自我や執着からの解放、無念無想の境地を目指す
目標
瞑想:気づきとストレスへの対応力を育てる
座禅:目標を持たず、ただ坐る(非目的的)
適用範囲
瞑想:医療、教育、ビジネスなど幅広く応用
座禅:禅の修行として主に宗教的文脈で行われるが、一般向けの坐禅会も増加中
どっちを選んだらいいのか?
日常的なストレスを軽減したい・集中力を高めたい方には、取り組みやすいマインドフルネス瞑想が適しています。 より深く自分自身と向き合いたい・心の静けさを体験したい方は、座禅を試してみるのも良いでしょう。
まとめ
頭の中でずっとマイナスなことを考え続けてしまう
そんな方には瞑想や座禅が向いているかもしれません。余計な思考から上手に逃げられるようになる訓練でもあります。
例えば、スポーツ選手などは常にプレッシャーと向き合っているため、メンタルトレーニングは非常に重要になってきます。
明日は打てるかなぁ?とか、ここでパットを外したら順位下がるな、などの思考から上手に逃れるよう瞑想を行っているため、集中力がキープできたりするんだと思います。
常に不安や心配事で頭の中がいっぱいな方は、瞑想や座禅を日常に取り込んでいくとメンタルの安定が見込めるかもしれませんね。
