【ブログ】精神・発達障害「障害特性を無理に治す必要は無い」
精神障害や発達障害のある方は、人によって様々な特性を持っておられます。
例えばこんな特性があります
- 周りの音や人の話し声が苦手で集中できない
- 忘れ物が多い
- じっとしていられず貧乏ゆすりをしてしまう
- 常に不安で色々と考えてしまう
これは性格と同じなため、個人のパーソナリティと考えてもいいかなと思います。
普段の生活に支障をきたしていないのであれば、このままで問題ありませんし、特に気をつける必要もないでしょう。
しかし、公共の場や職場では注意が必要です。
特に職場では、組織のメンバーとして働いて行かなくてはならないため、会社のルールを守ったり、周りの人との連携や、協調性が必要になってきます。
そのためには、自分の特性についても注意が必要になって来るでしょう。
周りの音や人の話し声がうるさいからと言って、周りの人に静かにしてもらうわけにはいきませんよね。
忘れ物が多い方は、毎日忘れ物を取りに戻る度遅刻をしてしまっていてはいけません。
貧乏ゆすりで隣の方のテーブルも揺れているのにまったく気づかない、これも迷惑が掛かってしまいます。

ではどうしたらいいか?
まずは自分の特性を把握しましょう。
自分にどんな特性があるのか?どんな性格なのか?をしっかりと把握しましょう。
次に、「どんな迷惑を掛けてしまいそうか」も把握しましょう。
治すのではなく、工夫をしましょう。
特性を治すことは困難ですので、工夫をして迷惑を掛けないようにしましょう。
- 忘れ物が多い方は、スマホのタスクマネージャーアプリなどを活用して、自分が忘れそうなものについて毎日チェックできるようにするのがおススメです。
- 音に敏感な方は、会社に耳栓やノイズキャンセリングイヤホンなどを使用する許可をもらいましょう。
- 貧乏ゆすりを止めることも困難なため、分割されたデスクを用意してもらうなどの配慮をいただいてもいいかもしれません。
- 常に不安なことを考えてしまう方は、定期的な面談をお願いしてみましょう。
もし会社の方にお願いできない場合は、クリニックのカウンセリングを受けることをお勧めします。
まとめ
特性は生まれつきのものが多いので、なくすことは非常に難しいと思います。
それよりは何らかの工夫をして対処する道を探してみましょう。
工夫が思いつかないという方は、上司や先輩。家族などに相談をしてみましょう。
必ず良い手段が見つかると思いますよ。
