【ブログ】住職のお話はいつも勉強になる

先日、いつもお世話になっているお寺へ法事に行って参りました。
最近は住職の息子さんがお経をあげてくれることが多いのですが、昨日はラッキーなことに住職が行ってくれました。個人的には住職の方が好きなんです。なぜならいつもいいお話をしてくれるからです。

そして今回もさらっといいお話をしてくれました。

先日行ったお葬式で住職がキレた話

先日担当したお葬式は、50代の母親が自殺をしてしまったお葬式だったんですけど、
まだ高校生のお子さんを残して亡くなってしまったんですね

なぜ自殺をされたのかは詳しくは聞きませんでしたが、そのお葬式でね、亡くなった方のお母さん(高校生の祖母)が目の前に座っていたんですけど、こんなこと言ったんですよ。

「自殺なんて恥ずかしい」

そこで私はそのお母さんを大きな声で叱ったんです

「そんなことを言ってはいけません。一生懸命生きようとしたけど限界だったんです。これは精神的な病気なんです。生きたかったに決まってるじゃないですか、頑張って生きよう生きようとしたけどこういう結果になってしまったんです。恥ずかしいなんて言ってはいけません」

お葬式の中、親戚・家族の居る前で叱りつけました。
高校生のお子さんにとって母親の死が恥ずかしいなんて、そんなことは絶対に行ってはいけませんよね。と

いつも住職は、当事者の側に立って気持ちを考える方なんです。だから自分は住職の話が好きなんです。
今回の法事は人数が少なかったこともあり、お経の前にいつもより多めに雑談をしてくれました。
私の弟も遠方から来ていましたが中高生に野球を教えているという話題になり、住職がこう言いました。

一声が人生の大きな励みになる

「中高生にいろんな言葉をかけてあげて下さい、ちょっとした言葉でも、その子にとって人生を支えるような大きな言葉になるかもしれないからね。」

「私が小学校のときだったかな、盲腸で入院したときの話です。手術の前に色々準備があるんですけど、その時は恥ずかしくって、寝たふりをしてしまったんですよ、そしたら寝たふりをしているところに、主治医の先生と親が会話を始めて、先生がこう言ったんです『このこは賢い子ですよ』と
私はそれ以降、苦しい時や落ち込んだ時があっても、その都度先生の言葉を思い出してねぇ、自分は賢いから大丈夫だと。

だからあなたも子供たちに色々言葉をかけてあげて下さい。きっと励みになりますよ」

確かにそうだなと自分も色々思い返しました。
暑い中の法事でしたが、とてもいいお話が聞けました。

就労移行支援未来フィールドのバナー

Follow me!