【ブログ】精神・発達障害「指示を勘違いしてしまう、聞き間違えてしまう」

仕事の上司・先輩からの指示を聞き間違えてしまったり、自分のとらえ方が間違っていて勘違いな行動をしてしまうことはありませんか。

相手の言葉のニュアンスと自分の言葉のニュアンスが違うことはよくあります。

また、指示を出す方の言葉が少なかったり、説明不足であったり、主語が無かったりなど指示を出す側に問題があることも少なくありません。

そんなお困りごとへのアドバイスをまとめてみました。

1. 指示は「メモ」で可視化する

頭の中だけで覚えるのではなく、必ずメモを取る習慣をつけましょう。

可能であれば、スマホでの録音や業務指示のメールやチャットでの確認をお願いしてみるのも有効です。 メモの内容は、あとで自分で「どういう作業が必要か」を確認できるように、簡潔かつ具体的に書くのがコツです。

2. 指示内容は「自分の言葉で復唱」して確認する

「◯◯ということですね?」と自分の言葉で繰り返すと、相手にも自分にも誤解がないか確認できます。 もしも違っていた場合、その場で訂正してもらえるのでミスの予防につながります。

3. 曖昧な表現はその場で質問する

「あとで」「適当に」「いい感じで」といったあいまいな表現は受け取り方が人によって異なります。 そういった時は「“あとで”とは具体的に何時ごろですか?」「“いい感じ”とはどんな仕上がりをイメージされていますか?」といった具合に、具体的な基準を聞く勇気を持ちましょう。

4. 一度に複数の指示がある場合は、タスクを分けて整理する

一度にたくさんのことを言われると、途中で情報が抜けたり、混乱しやすくなります。 その場で「ちょっとメモを取らせてください」とお願いし、一つひとつのタスクに分けて書き出すと整理しやすくなります。

5. 支援者・上司に自分の特性を伝える

勇気がいることかもしれませんが、「聞いたことをそのまま理解するのが難しいことがある」ということを、信頼できる人に伝えておくことで配慮が受けやすくなります。 たとえば「紙に書いてもらえると助かります」「一度に複数の指示はメモしきれないことがあるので、区切っていただけると嬉しいです」と具体的にお願いすると相手も対応しやすくなります。

まとめ

これまでに何度か、指示と違った行動をしてしまった経験のある方は、参考にしてみると仕事が少し楽になるかもしれません。何らかの対処をしないままにしてしまうと、ミスが怖くなってしまい、どんな指示にも消極的になってしまいます。

「頑張る」とか「努力する」とはではなく、ちょっとした「工夫」をすることで問題が解決の方向へ向くかもしれませんので、是非やってみて下さい。

何度も聞き返してしまうと「怒られるのではないか」とか「面倒な人だな」と思われないかと考えてしまうと、何も聞けなくなってしまいます。そうならないためにも、メモを取ったり、復唱して確認するなどをし、自分に与えられた仕事に自信をもって取り組めるよう工夫していきましょう。

就労移行支援未来フィールドのバナー
LITALICO仕事ナビに事業所情報を掲載中です!

未来フィールドのことをひとりでも多くの方に知っていただきたいという想いから
LITALICO仕事ナビに事業所情報を掲載しています。
私たちの魅力をわかりやすくお伝えしておりますので是非ご覧ください。
ページ上から見学予約もお申し込みいただけます。

働くことに障害のある方の就職支援サイト LITALICO仕事ナビ

Follow me!