【ブログ】発達障害「協調性が低い」
協調性を改めて調べてみた
「異なる立場や意見を持つ人たちと協力して、共通の目標を達成する能力。自分の考えを押し付けず、相手の意見や感情を尊重しながら行動する姿勢を意味します。」
発達障害の方の中では、この協調性に対してネガティブな気持ちを持っているという方が少なくありません。
ではなぜ、苦手になりやすいのか理由を挙げてみます。

⓵空気を読むのが苦手
→他人の表情や声のトーン、間接的な言い方(遠回しな表現)を読み取るのが難しいことがあります。そのため「場の空気を読めない」「自己中心的」と誤解されることがあります。
⓶マイルールやこだわりが強い
→自分なりのやり方や手順に強いこだわりを持っている場合、集団での柔軟な対応が難しく感じられ、協調性がないと見られてしまうことがあります。
⓷感覚過敏や鈍麻
→光や音、においなどに敏感なため、環境によってイライラしたり、集中が途切れたりします。これが態度に出ると、周囲に「協力する気がない」と誤解されることも。
⓸注意の切り替えが苦手
→一つの作業に集中しすぎたり、逆に注意が散漫になったりするため、グループワークなどでテンポが合わず「協調性がない」と思われがちです。
⓹言葉の選び方・伝え方が独特
→ストレートに意見を言ったり、相手の気持ちに配慮した表現が苦手な場合があります。本人に悪気がなくても「配慮が足りない」と受け取られやすいです。
実際は「協調性がない」のではなく「やり方が違う」のです。 大事なのは、「協調性がない」のではなく、「協力したいけれど、方法や表現が周囲と違う」ということが多いという点です。適切な配慮や理解があれば、十分にチームで活躍することもできます。
職場の場合は、ルールなどを具体的に説明してもらう配慮をいただければ問題なく参加することが可能だと思われます。ポイントはこれらを自分で上司や先輩に対し、特性も合わせて自分から説明できるようになっておくことが大切です。
なぜ協調性が無いのか?は個々の特性によって違いますので、まずはしっかりと自己分析をしてみて下さい。
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