【ブログ】発達障害「障害を持った自分の子供を独り立ちさせるためには...」
発達障害を持って生まれてきた自分の子供が、大きくなったら独り立ちできるのだろうか?と心配される親御さんは多いと思います。
親が亡くなった後、この子はちゃんと生きていけるのだろうか?と心配することは自然なことだと思います。
独り立ちというものがどの程度のことを言うのかは、その方の障害特性や障害の症状によって働くことが出来るかどうかで変わって来るかと思いますが、身体的に働くことが出来る状態であれば、次に大事なことは「働く意欲」です。
高校や大学を卒業し、仕事を始める意欲が大切になってきます。
そして「働く意欲」があるかどうかのポイントは「お金」だと思います。
これまでに
欲しいものはある程度買ってもらえる
欲しい時にお小遣いがもらえる
働かなくても特に困ることは無い
そんな状況であれば、学生生活を終えた後も働く意欲は湧いてこない方が多いのではないでしょうか。

「働く」ということは、自分がなりたい職業がある方は別として
お給料をもらうために働くという方がほとんどだと思います。
生活のため、欲しいものを買うため、行きたい場所へ行くため、おいしいものを食べるため、税金を払うため
それらすべてを親にやってもらえるという状況であれば働く意欲は湧いてきません。
お金に対して正しい知識と管理方法を子供の頃から根付けていくことが、将来「働く意欲」に結びついてくると思います。
- 毎月決まったお小遣いの範囲でやりくりしてもらうこと
- アルバイトを経験すること
この2点は必須だと思います。
欲しいものを我慢することは忍耐力の強化にもなります。
自分の思い通りにならないと怒るということを繰り返してしまうようでは、就職後も困難が予測出来るでしょう。
金銭管理は単にお金の使い方を学ぶだけでなく、働く意欲にも結びついてきます。
お金の価値や使い方、管理方法をしっかりと理解してもらい、将来「働く意欲」へ結びつけることが、独り立ちに向けた重要なポイントになってくると思います。
.png)