【ブログ】精神・発達障害「様々な変化に対応しづらい」
変化に対応しづらい、もしくは出来ない方が精神障害の方や発達障害の方に非常に多く見られます。
障害特性によって原因に違いがあるようです
発達障害の方に多い原因
予測困難性への不安が考えられます ASD(自閉スペクトラム症)の方に多い特徴として、「見通しが立たない状況が苦手」という傾向があります。 日々のルーティンや予定、手順が変わると、脳内で情報処理に余計なエネルギーが必要になり、ストレス反応が強く出ます。
発達障害や統合失調症・うつ病などに多い原因
「認知の柔軟性(考え方を切り替える力)」が低くなることがあります。 たとえば、「こうであるべき」と思い込んでいることを崩されるとパニックになったり混乱したりします。

変化に対応しづらいという特性は、就職をして同じ職場で働き続けることに対して大きな障害になります。
例えば職場ではこんな変化があります
- 人事異動でいつも指導してくれている人が変わる
- 仕事内容が変わる
- 臨機応変を求められる
- いつも使っている機械が新しい機械に変わる
- 新しい人が増えて、自分の立場が変わる(新人ではなくなる)
- 転勤にて一気に環境が変わる
この中で最も多い変化は人事関連だと思います。
サラリーマンとして同じ職場で働き続ける中で変化はつきものです、特に人事に関しては最も変化の回数が多くなるかもしれません。自分の特性に応じて、どんなところに就職するか考える準備が重要です。
そこでいくつかのアドバイスを挙げてみます。
⓵ 人事異動の多い環境が苦手という方は、大企業はおススメしません
大きな会社は従業員数も多いことから、人事異動が非常に多いです。
もし大きな会社で働きたいと考えている方は、いつまでも同じ人と働くことはできないと考えておいた方がいいでしょう。
⓶ 人事異動が嫌なら、小さな会社に入社しよう
従業員数の少ない職場は、部署も無いに等しいため
人事異動はほとんどありません。環境の変化に対するダメージが大きい方は従業員数の少ない会社を選びましょう。
⓷ 臨機応変の求められる仕事は避けましょう
臨機応変の求められる仕事は、ズバリ接客業です
接客業は「毎日同じ」というルールは存在しません。お客様の動き次第で毎日毎分変化しますので、接客業は避けるべきです。
⓸ ある程度の変化を受け入れることが重要
長く同じ会社で働き続けるためには、変化を受け入れることも重要です。
企業が利益を得るためには、時代とともに変化していく必要があります、そのためにはどうしても仕事の内容が変わったりするのは当然です。
変化することが苦手ということを会社にも理解してもらいつつ、あなたも会社に対しての理解をしましょう。
まとめ
仕事や人事の変化に耐えきれず、その都度会社を辞めてしまっている場合、最も変化の多い道を選んでいることになってしまいます。
転職という行動は、体力的にもメンタル的にもダメージが大きいです。
出来るだけ同じ会社で長く働き続けるためにも、社内での変化を受け入れる努力も必要だということを覚えておきましょう。
