【ブログ】精神・発達障害「公共交通機関が苦手」
公共交通機関が苦手な方は病気や疾患を持った方に限らず、苦手としている方がいらっしゃいます。
どんなことが苦手で、どんな対処方法があるかを考えてみました。
どんなことが苦手?
・人混みが苦手
単純に人が多いのが苦手で、見られている感じがしたり、自分のことを変な人だと思われていないかなどと気になってしまう理由が多いようです。
・路線を間違えてしまう
特に乗り換えが発生する場合に、逆の方向の電車に乗ってしまったり、違う番号のバスに乗ったりしてしまうようです。
なぜ間違えるのかは人によって異なりますが、路線図の見方が分からない方や、時間や人混みなど気になってしまい、慌てたり混乱して間違える方が多いように感じます。
・目に入る様々なことが気になってしまう
感覚過敏で音や光、アナウンスの声などが気になってしまい落ち着かなかったり、症状が出てしまう方もいらっしゃるようです。
また、マナーを守らない方が気になる方も少なくありません。
スマホのルールだったり、お年寄りに席を譲らない方や話し声がうるさい方のことなどを気にしすぎてしまうようです。
・過去のトラウマによるもの
乗り間違て遅刻してしまったり、腹痛で途中下車してしまったり
気分が悪くなり他人に迷惑をかけてしまったなどの過去のよくない経験を思い出してしまうため苦手になる方もいらっしゃいます。

そんな方への対処方法
- 時間帯をずらす(ラッシュを避ける)
- イヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホンを使用
- サングラスや帽子で光や視線を防ぐ
- 経路を事前に確認・練習する(Googleマップや駅のバリアフリーマップ活用)
- 信頼できる人と一緒に練習し、少しずつ一人利用へ慣らす
- 体調や気分が悪い時は無理をしない(在宅勤務や送迎を活用)
メンタル的な見えない対処法よりも、帽子をかぶったりイヤホンを付けるなどの物理的対処法の方が効果的だと思います。
まとめ
会社への通勤手段として公共交通機関を使うことができるようになれることは、就活においてもかなりプラスになることだと思います。
練習をしたり、様々なリソースを使って工夫をすることで乗れるようになれれば一番いいのですが、無理をしないことが大切です。
もし車やバイク、自転車などを使って自力で通勤できるのであれば、それでいいと思いますが、自力での通勤手段がないのであれば、今回お伝えした対処方法について試してみてもいいと思います。
絶対に無理と思っていることでも慣れることはできますので、ムリの無い程度に挑戦してみてください。


