【ブログ】アンガーマネジメントに生かせる「諸行無常」の考え

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす

ー平家物語

「諸行無常」と聞くと、平家物語の冒頭部分を思い出します。

お寺の鐘の音は、ゴーンと大きな音を立てて町中に響きますが、そのうち小さな音になってやがて消えていく。そんな感覚を持ちます。

「諸行無常」も同じ意味を持ちます。
「すべてのものは変化し、永遠に続くものはない」という仏教の思想

アンガーマネジメントではこのように言われています
「落ち着くために頭の中で6秒カウントする」
怒りの気持ちも6秒待てば、薄れていくという考えです。

「諸行無常」と似ていますよね

怒りの気持ちってマイナスに働くことがほとんどですよね。
ハルクみたいに怒りをエネルギーに変えて良い方向へ発散するのであれば、いいことだと思いますが、そのように活用されている方はなかなか居ないのではないかなと思います。

怒る気持ちになった自分も嫌ですし
怒りの気持ちを相手に発散してしまった場合はもっと後悔すると思います。

何事も「諸行無常」なんだからと、いつもそのような考え方を持つ癖をつけることで怒りの気持ちをよくない方向へ向けてしまうことも減るのではないかと思います。

アンガーマネジメント的な考えですと、「頭の中で6秒カウントする」とありますが、頑張って6秒こらえるよりも、こんな風にしてみてはいかがでしょうか。

怒りの気持ちが発生した瞬間、頭の中で大きな鐘を鳴らしてください

「ごーーーーーーーーーーーん」と...。

夕方お寺の鐘を思い出すように、大みそかの除夜の鐘を思い出すように、
そうすると心が静まって穏やかになってきますよ

「すべてのものは変化し、永遠に続くものはない」

そう考えながら鐘の音が止むのを待ってみてください。

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